節分の日に、太巻き寿司(恵方巻)をその年の節分の夜にその年の恵方を向いて、まるごと1本丸かじりする風習があります。
私は、もともと生まれは九州なので関西の淡路島に来るまでそんな風習があるなんてこれっぽちも知りませんでした・・・
この風習は、もともとの起源は江戸時代末期から明治時代初期にかけて、大阪・船場の商人による商売繁盛の祈願事として始まったといわれる風習らしいのですが、その風習をイベントとして1977年に大阪海苔問屋協同組合が節分のイベントとして道頓堀で実施したのをマスコミが取り上げ、早速全国のお寿司屋さんがそれに便乗して全国に広まったということのようです。
この太巻き寿司を使うのは「福を巻き込む」からで、「縁を切らないために包丁を入れない」ということで、まるごと食べることになったようです。
この、太巻き寿司(恵方巻)を全国に広める火付け役となったのは、セブンイレブンが先駆けであり1990年代以降、毎年1月初頭から節分期間まで、全国展開するコンビニエンスストアがテレビCMを放映したり、スーパーマーケットが販促活動を行うなどPR活動を経て全国に広まってきているのです。
便乗であれ、なんであれそれが根付いて、信じてしまえば幸運をもたらすものとなるのです。
なんとも、風習とは不思議なものです。
淡路島観光|あわじウェブドットコム
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